睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。医学的には、10秒以上の呼吸停止が無呼吸と定義されます。無呼吸が睡眠中、1時間あたり5回以上発生すると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。日本の潜在患者数は300万人以上ともいわれており、決して稀な疾患ではありません。
適切な睡眠がとれていないことで日中に強い眠気を感じて、作業効率の低下、居眠り運転事故や労働中の事故の原因となることがあります。更に、睡眠中に慢性的な酸欠状態になることにより、放置しておくと生活習慣病や心疾患、脳卒中などを発症するリスクが高くなります。早期発見と早期治療が大切です。
睡眠時無呼吸症候群は単に呼吸が止まるだけの病気ではなく、重大な事故や病気のリスクが高まります。
以前は入院検査をおこなう必要がありましたが、現在は在宅で検査ができるようになっています。